case 症例紹介
時系列で見る高難度の医療用ホワイトニング ~SDCプロフェッショナルホワイトニング~
40代の患者さま。中等度のテトラサイクリン歯で、喫煙をされています。歯周病基本治療および歯周形成外科手術を行って歯肉の状態が改善されたのち、歯を白くされたいとのご希望でホワイトニングを行いました。今回はホワイトニングについて時系列でご紹介します。
ホワイトニングは、難易度が高くなる要因がいくつかあるのですが、本症例では、テトラサイクリンと喫煙、という2つの因子が関わっています。
【治療内容】医療用デュアルホワイトニング (SDCプロフェッショナルホワイトニング)
【治療期間】 約2.5か月
【副作用】 知覚過敏、ホワイトスポット、後戻りなど
【治療費用】 デュアルホワイトニング:55000円 オフィスホワイトニング:33000円×2
※画像の掲載に関し、ご本人様の同意を得ています。
※治療費は治療当時の価格となります。不定期に変更することがあります。
初診時
施術前。
テトラサイクリン歯の特徴は、灰~茶褐色の変色と、しま模様です。
喫煙歯の特徴は、濃い黄ばみです。
施術前はこれら2つの要因が重なっています。シェードはC3~B4の最も暗いゾーンに属していました。
デュアルホワイトニング後
オフィス×ホームのデュアルホワイトニング後の変化です。
当院での一般的なデュアルホワイトニングで、3週間での仕上がりです。喫煙が原因となる黄ばみが抜けてきましたが、テトラサイクリン歯特有のしま模様と最濃褐色部はまだ目立ちます。
シェードはC1~D2で、明るさとしては中間ゾーン、最大12トーンアップしました。
ホームホワイトニングを1か月継続
上記のデュアルホワイトニング後からホームホワイトニングを1か月間継続していただいた時点での変化です。
オフィスの効果が薄れてくる頃ですので後戻りがあるように感じますし、シェードも前回同様C1~D2で変わらないのですが、テトラサイクリン歯に特徴的な、色ムラが軽減しています。
ここから追加オフィスを計画的に実施していきました。
追加オフィスホワイトニング1回目
シェードはD2~A1。さらに4トーンアップしました。
オフィスホワイトニングは見た目を改善する効果が高いので、ここからさらにホームホワイトニングを継続するためのモチベーションも上がります。
本症例のように、テトラサイクリン歯は、歯の性質にもよりますが、オフィスホワイトニングへの反応が良好なことが多い印象です。
追加オフィスホワイトニング2回目
1回目の追加オフィスから約1か月後。2回目の追加オフィス。
シェードはA1~B1。さらに1トーンアップしました。
一般的に、人から見て白いと思われるレベルです。
テトラサイクリン歯は、特徴的なしま模様をホワイトニングでなくすことは難しいのが現実です。ですが、全体のイメージを明るく改善することは可能です。結果として、濃褐色の変色が薄まり、しま模様が目立ちにくくなります。
前回から2か月半後
追加オフィス2回目から2か月半が経過しました。
オフィスホワイトニングの効果が減弱してくるため、その分シェードが落ちます。実際にはA1~A2で明るいゾーンは維持していますし、しま模様は前回よりさらに目立ちにくくなっています。
今後は、ホームホワイトニングを適度に継続しながら、3~6か月間隔でオフィスホワイトニングを追加すると、一つ前のオフィス後よりさらに白くすることができるでしょう。
施術前後の比較
施術前/追加オフィス2回目後 比較写真です。
ここまでで約3か月間です。
喫煙×テトラサイクリンという難しい症例ですが、歯の変化をしっかりと観察し、変化に合わせて細部までこだわったホワイトニングを行っていくことで、見た目の印象を大きく改善することができたと思います。
本患者さまにおかれましては、治療へのご協力、ならびに資料掲載へのご同意を賜りまして、誠にありがとうございました。丁寧にホームケアを続けていただいたことで治療が奏効したものと思います。引き続き、定期健診によってお口の健康管理をし、きれいな状態をキープしていけたら幸いに思います。
本症例のように難易度の高い症例に対しては、SDCプロフェッショナルホワイトニングというメニューを新たに展開しています。歯の黄ばみや変色でお悩みの方はぜひご相談ください。
