case 症例紹介
テトラサイクリン歯のホワイトニング ~セラミック治療との組み合わせによって、より自然で若々しい口元に~
70代の患者さまです。
ご自身の歯の色と被せ物の色の違いを長年気にされていて、医療ホワイトニングを行いました。そして色調の変化を経て、セラミックによる被せ物の治療を行いました。
【治療内容】
全顎 デュアルホワイトニング
12 22 14 オールセラミッククラウン
【治療期間】
デュアルホワイトニング:約9ヵ月 セラミッククラウン治療:3か月 (途中、数か月間の治療中断期間を含む)
【副作用】
デュアルホワイトニング:後戻り、知覚過敏、ホワイトスポット等
オールセラミッククラウン:破折等
【治療費用】
デュアルホワイトニング:55000円
オールセラミッククラウン(1本につき):132000円
※効果には個人差があります
※画像の掲載に関し、ご本人様の同意を得ています
※治療期間中は仮歯(有料)が入っており、審美的・機能的に問題なく過ごすことができます
※治療費は不定期に変動します(本記載は治療当時の価格となります)
初診時
初診時口腔内写真です。
ご自身の歯は、テトラサイクリン歯のために濃い褐色に変色しており、2トーンとなっている歯も見られます。
一方で、被せ物は白くて変色しにくい上部な材質の被せ物が入っています。
被せ物は時間が経っても色は変わりにくいのですが、天然歯は変色が進むため、経年的に色の差異が大きくなってきて、被せ物が逆に白く目立っているような印象を受けます。
デュアルホワイトニング後
デュアルホワイトニング後 口腔内写真
ご体調に合わせながら、患者さまのペースでオフィスとホームのホワイトニングを行いました。ホームケアを大変丁寧にしていただいたことで、ホームホワイトニングの効果が高まり、より白さを得られたように思います。
セラミッククラウン装着後
セラミッククラウン装着後 口腔内写真
白くなった天然歯に合わせて、被せ物をオールセラミッククラウンへと順にやりかえました。(12,22,44)
テトラサイクリン歯は層状の褐色が特徴的であり、被せ物を作製する時には色合わせが難しくなります。先にホワイトニングによって褐色をできる限り除去できると、被せ物の色合わせがしやすくなります。また、より白い被せ物にすることも可能となります。
本患者さまの場合、ホワイトニングによってテトラ独特の褐色を改善することができ、白くなった天然歯に合わせて透明感のあるオールセラミックスの被せ物を入れることができました。その結果、口腔内全体を見た時により統一感のある白さが得られ、お口元全体の印象が、初診時に比べるとより自然で明るくなられたように感じます。
丁寧なホームケアの継続によって若々しく健康的な歯を維持されていて、お口の健康は全身の健康に大きく寄与するということを、改めて感じさせていただいております。
治療へのご協力ならびに資料掲載へのご承諾を賜りまして、誠にありがとうございました。
テトラサイクリン歯でお悩みの方は年代を問わず多くいらっしゃいます。
ホワイトニングをした時の仕上がりのイメージや、補綴物との組み合わせなど、気になられる点がたくさんおありかと思います。そのため、施術前のカウンセリングがとても大切だと考えています。カウンセリングには十分なお時間を設けておりますので、ご検討中の方はぜひ一度お問い合わせください。