case 症例紹介
歯を削らないホワイトスポット治療 ~ホワイトニングとIcon®の併用によって、自然な美しさを追求した症例~
ホワイトスポットとは、歯のエナメル質にできる白いシミや斑点のようなものです。歯が生えてきた時からすでに白いスポットができている場合もありますし、虫歯によって白くなってしまった場合もあります。ホワイトスポット部は内部のミネラルが抜けて、構造的に脆くなっており、光が散乱するため白く見えてしまっています。
今回は、ホワイトスポットを従来の削って詰める治療ではなく、Icon®によって歯を削らずに治療した症例をご紹介いたします。
20代の患者さまです。矯正治療後の歯肉退縮の治療について他院からご紹介いただき、当院へご来院されました。
治療の相談をする中で、以前より前歯部のホワイトスポットについて気になられていたとのことでしたので、歯肉治療の治癒期間中にホワイトスポット治療を行いました。
【治療内容】ホワイトスポット治療 医療用ホームホワイトニング
【治療期間】 約1.5ヵ月 (ホームホワイトニング約3週間、ホワイトスポット治療2日、 体調を崩されて途中1か月程度の治療空白がありました)
【副作用】 ホワイトスポット治療:再発、色馴染の悪さ、破折、凹みなど
ホワイトニング:知覚過敏、ホワイトスポット、後戻りなど
【治療費用】 ホワイトスポット治療:44000円(33000円~難易度・本数によって変動)
ホームホワイトニング:33000円
※画像の掲載に関し、ご本人様の同意を得ています。
※治療費は不定期に変動します
初診時
ホワイトスポットを拡大した写真で治療経過を追います。
初診時のお写真です。患者さまは、右上1番(向かって左側)のホワイトスポットを長年気にされていました。
全体的に歯が黄ばんでいて、その中でホワイトスポットが白く目立っています。左上1番も薄っすらと白くホワイトスポットが見えます。
今回の治療ではIcon(アイコン)という材料を使用しました。
ホワイトスポットが深く、外形がぼんやりと不鮮明だったので、Icon治療の精度を上げるために、ホームホワイトニングを先行して行いました。
ホームホワイトニング後
3週間のホームホワイトニング後のお写真です。
ホームホワイトニングによって、黄ばみが取れて歯が白くなり、それとともにホワイトスポットも白く浮き出てきました。
ホワイトスポット治療直後
ホワイトスポット治療直後のお写真です。
薬剤がしっかりと内部に浸透し、ホワイトスポットが目立たなくなりました。
治療によって口腔内及びホワイトスポット内が乾燥するため、治療直後は部分的にホワイトスポット部や隣接歯の一部が白く見えます。
3週間経過後
ホワイトスポット治療から3週間経過した時のお写真です。
水分が戻り、治療直後に白く見えていた部位は馴染みました。
初診時と治療後の比較(全体像)
初診時と治療後のお口全体の比較写真です。
ホームホワイトニングでは、知覚過敏が出ることなく、また、お薬への反応が良くて順調にトーンアップしました。
8~9トーンアップし、【人からみて分かる白さ】になりました。黄ばみがしっかりと取れていますので、後戻りはしにくくなると思います。お口元が明るく若々しい印象になりました。
初診時と治療後の比較(拡大像)
初診時と治療後のホワイトスポットを拡大した比較写真です。
右上1番のホワイトスポットは、幅が広くて深度に差があることが特徴的でした。部分的に結構深くて、最深部まで薬剤を浸透させることに苦慮しましたが、元の歯の形態を損なうことなくホワイトスポットを改善することができました。
左上1番のホワイトスポットは、患者さまは元々気にされていませんでしたが、実はこちらにも右側同様に深い部分にホワイトスポットが潜在していました。
ホワイトニングをすることによって、このような潜在的なホワイトスポットを、歯へのダメージを少なく治療することが可能になります。
左右の歯の対称性と均一な白さが得られたことにより、人工的な要素のない、天然歯のもつナチュラルな美しさを引き出すことができたのではないかなと思います。
当患者さまにおかれましては、ホワイトニング~ホワイトスポット治療に至るまで、治療に理解を示して下さり、ご自宅でのホームケアとホワイトニングをしっかりと継続してくださったおかげで、治療が奏功したと感じています。
笑顔が素敵な患者さまですので、白くて清潔感のあるお口元が印象的でした。
治療へのご協力、ならびに資料掲載へのご承諾を賜りまして、誠にありがとうございます。フロスを使って丁寧なケアを続けてくださいね。
引き続き、歯肉の治療を続けてまいりましょう✨
