先日、福山市歯科医師会主催の岡崎好秀先生(小児歯科)の講演会にスタッフとともに参加してきました。

岡崎先生は長年にわたって小児歯科、障がい児歯科、健康教育に従事され、テレビ・雑誌などのメディアにも多く出演されており、

現在ではモンゴルにも活躍の場を広げられていたりと国内のみならず世界的にもたいへんご高名な先生です。

 

私自身の子供の頃は、歯科治療なんて痛くて怖くて早く終わってほしい! と必死で我慢していたもので、笑顔で治療を受けることなどできませんでした。

ところが、岡山大学の小児歯科の臨床実習の際、岡崎先生の治療を受けている子供たちは、いつも笑顔で楽しそうでした。

そんな先生の考えや技術を少しでも吸収したいと、学生・研修医時代は一緒に治療をさせていただき、たくさんのことを学びました。

先生の治療はいつもユニークで楽しく、そのための工夫が随所に散りばめられていて、目から鱗のテクニックが満載でした。

先生に教えていただいたことは、今でもずっと糧になっています。

 

今回の講演会は『しくじり先生の歯科診療~泣きの予防も予防の一つ~』というタイトルで、

先生のこれまでのご経験を元に築かれた、小児歯科診療に対する概念や診療技術など、改めて勉強になることが目白押しでした。

最近では動物の診療にも携われていて、イルカやカバの診療風景は面白かったです(^^)/

 

先生はどんな時でも、好奇心を持って物事をさまざまな角度から考察されています。そしてそれはいつも前向きであることが、新しい発想を生み出される源になって

いるのだと感じました。

豊かな創造性の原点は『楽しい』ことである、とするお考えが、子供たちの楽しそうな診療に反映されているのだと思いました。

 

『  子供たちの心に笑顔の貯金を  』

 

 

岡崎先生のこの診療理念の元、私もお子様にとって歯科医院が居心地よい場所となり、笑顔で帰っていただけるような、

安全で楽しい診療をこれからも目指していきたいと考えています。

小児期は成長とともにお口の中もめまぐるしく変化します。

小さなお子様には、定期的な検診とクリーニングによって早期の治療と予防をしていただけたら嬉しく思います。

 

副院長 下江優子